こども社長の魔法のブログ

(株)ケイピーエス代表取締役角田恭平による音楽・ライブハウス・人生の読み物

スピッツやジャニーズ嵐がサブスク解禁した世界線の行き着く先は

サブスクが主流になった世界線の行き着く先は、

荒廃した音楽業界になってしまうのでしょうか

 

2019年10月9日、スピッツとジャニーズの嵐がサブスクを解禁しました。

サブスクとは、Apple MusicやSpotifyなどの、定額制聴き放題サービスです。

 

この記事を書いている恭平 a.k.a こども社長( @kyoopees )は京都でライブハウスGROWLYや音楽練習スタジオAntonioを経営しています。

 

若いバンドが巣立っていく場所を守る身としても、最近の音楽業界の変化は目を見張るものがあります。

 

僕は個人的に、スピッツと嵐の2アーティストがサブスクを解禁したのは大きな意味があると思います。

歴史が動いた感があります。

 

何を大げさな!?と思ってる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はそれを記事にしたいと思います。

 

レディゴォ!

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スピッツとジャニーズ嵐がサブスク解禁した世界線の行き着く先は

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スピッツがサブスク解禁

僕は邦楽アーティストで一番好きなバンドがスピッツです。

このブログのタイトルも、スピッツの「魔法のコトバ」から拝借したくらいです。

 

正直、僕はスピッツはサブスク解禁しないと思ってました。

深い理由はありません。笑

 

と言うより、「サブスク解禁しないでくれ」と思っていました。

中学生の時に初めて自分のお小遣いで買ったCDシングルのロビンソンから、

アルバムは全て買ってきました。

 

一枚一枚に思い出があります。

サブスクで聴けてしまうと、その思い出の堤防が決壊して、思い出が流れ出す感覚があったからです。

 

スピッツのニューアルバム「見っけ」の発売日前日に、

初回限定版にしようかな?

ブルーレイ付きにしようかな?

と悩んでいました。

 

そして発売日に日付が変わった深夜、なんとニューアルバム「見っけ」も含めた全アルバムがサブスク解放されたのです。

予告はされてなかった出来事でした。

(僕が知らなかっただけかもしれませんが)

 

僕が契約しているApple Musicも、1クリックで聴ける状況になりました。

小一時間葛藤した結果、、聴いてしまいました。

内容や感想はさておき、スピッツのニューアルバムが、CDを買わずに聴けてしまう感覚。

罪悪感さえ覚えました。

 

スピッツの「優しいあの子」はサブスク解禁の歌?

これに関しては一本の記事にしたのですが、

www.kyoopees.net

スピッツの歌詞を書いているボーカルの草野マサムネ氏も、サブスク解禁を悩んだのでは無いでしょうか。

(歌詞を勝手に読み取っただけですので、気になる人は読んでみてください。) 

 

同じ日に嵐もサブスク解禁

時を同じくして、男子アイドルグループの嵐もサブスクを解禁しました。

嵐は全アルバムとは行かず5曲ですが、デビュー曲でもあり、当時バレーボールワールドカップの主題歌になった「A・RA・SHI」もサブスクで聴けます。

デビューしたてのアイドルがバレーコートで熱唱していた姿を鮮明に覚えています。

 

ジャニーズといえば、肖像権や著作権などの二次使用に厳しい事務所のイメージが強いです。

所属タレントが表紙を飾った雑誌でも、Web上では表紙が掲載されていないか、画像だけ載せられておらず空白になっていたりします。

 

一時期話題になったチケットキャンプのサービス停止も、ジャニーズ関連のチケットを扱っていたことによるジャニーズの圧力の影響も大きいと考えられます。

 

簡単に言うと、自社以外がジャニーズ関連でお金を稼ぐことを厳しく制限してるイメージです。

 

個人的には、これは全く悪いことだとは思いません、

むしろ、芸能で会社を成り立たせるためには必要なことだとも言えます。

 

そんな厳しいジャニーズ事務所がついにサブスク解禁に踏み切ったと言うわけです。

嵐に関しては2020年12月31日で活動休止が発表されているため、それに向けての戦略という見方もできますが、それでもサブスクを使うのは意外でした。

 

ベスト盤解禁と近い意味合いである可能性も

一昔前までは、メジャーアーティストといえば「アーティストの意向とはそぐわない、事務所が勝手に出したベストアルバム」みたいな論争をよく耳にしました。

アーティストが作詞作曲したとはいえ、その曲を発売する権利は事務所やレーベルにある場合が多いため、単純に売上をあげるためだったり、解散する前の決算的な意味合いでベストアルバムが発売されたりすることはよくありました。

 

しかし今後はベストアルバム発売に取って代わってサブスク解禁が、その役目を担うかもしれません。

 

もちろん、全てのベストアルバム発売が上記の理由とは限りませんが、今までの総集編という位置付けのサブスク解禁は今後あると予想されます。

 

まとめ

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こちらの動画で、WANIMAのサブスクを解禁したPIZZA OF DEATHの判断が、今後のインディーズアーティストに大きな影響があると語りました。 

影響力が大きいアーティストが動けば、そのアーティストに影響を受けるアーティストやレーベル・事務所は少なくありません。

今回のスピッツや嵐のサブスク解禁は、その序章に過ぎないでしょう。

 

今後、サブスク解禁をするアーティストは増え続けると思います。

 

すでにメジャーなアーティストであれば、CD売上の収入源はそれほど悪影響では無いかもしれません。

(それでも悪影響には代わりないかもしれませんが。)

 

影響を大きく受けるのは若いアーティストや小さい事務所・レーベルです。

処女作品での売上が少なければ、次回作への投資金も少なくなります。

プロモーションを大きく打てません。

 

サブスクで収益をあげる方法や、音源以外(ライブやグッズ販売など)で収益をあげる方法を確立しないと、若いアーティストが育たなくなってしまいます。

 

サブスク主流になりつつある世界線の行き着く先が、若いアーティストがいない未来にならないように、しっかりと考えていかなければいけません。

 

 

関連記事です。

サブスクに関して詳しく考察した記事です。

www.kyoopees.net

 

サブスクでの売上が守られるためにも、Music FMなどの違法ダウンロードサイトは駆逐されなければいけません。

www.kyoopees.net

 

チケットキャンプのサービス停止も、新しい時代に向かうための一つだったのかもしれません。

www.kyoopees.net

 

続きはWebで。もしくはあなたが登録してるサブスクで。