こども社長の魔法のブログ

(株)ケイピーエス代表取締役角田恭平による音楽・ライブハウス・人生の読み物

リハーサルの時に使いたい!ライブハウス専門用語10選

逆リハ?返し?SE???

ライブハウスのステージ初めて立つ時は、聞き慣れない言葉が飛び交います。

良くライブハウスにライブを観に行く人も、実際にライブをする側でないと聞いた事が無い言葉も多いですよね。

 

僕たちライブハウスの裏方やバンドマンは普通に使ってるけど、

意外と知られてないライブハウス専門用語ってたくさんあります。

いわゆる業界用語

このブログの記事内でも、無意識のうちに使っちゃうかも知れないので早めに書いておきたかったんです。

 

ということで今回は初心者バンドマン講座!

元バンドマン、現ライブハウスGROWLYオーナーの恭平 a.k.a こども社長( @kyoopees )による、

リハーサルの時に使いたいライブハウス専門用語講座をお送り致します!

 

レディゴォ!

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リハーサルの時に使いたいライブハウス専門用語10選

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ライブを一度でもした事ある人は、「全部知ってるわ!」と言いたくなる様な超基本の言葉10選です。

 

リハ専門用語〜準備編〜

まずはリハーサルを開始する前に知っておきたい用語をまとめます。

準備の準備です。

 

PA(ピーエー)

音響担当をする人の事をPAと呼びます。

ライブハウスには必ずと言っていいほどPAさんがいます。

PAさんが操作する機械の事をPA卓卓(たく)ミキサー等と呼びます。

 

PAはPublic Adressの頭文字を取ってます。(意外と知らない人多い?)

直訳すると「大衆伝達」という意味になります。

演奏者が演奏した音を大衆(お客さん)に聴きやすい様に調整(伝達)する重要な役割です。

 

リハーサルは演奏者とPAがコミュニケーションを取りながら行います。

 

SE(エスイー)

バンドが登場する時に使う音源のことをSEと呼びます。

SEはバンド以外にもプロレスやお笑いライブ等の入場時でも使われますね。

入場曲と言った方が伝わるでしょうか。

ライブハウスではあまり一般的ではありませんが、出囃子(でばやし)とも呼びます。

 

一般的にはシステムエンジニアの略称としてSEが使われますが、

ライブハウスでのSEはSound Effectの略です。(これも意外と知られてない?)

直訳すると「効果音」という意味です。

 

正式には"登場SE"や"オープニングSE"ですが、単純に"SE"と呼ばれる事が多いです。

 

セット図とセットリスト(セトリ)

セット図は別名セッティング表セッティングシートとも呼ばれます。

バンドの立ち位置や使用機材等を図に表したものです。

 

ややこしいですが、セット図とセットリストは別物です。

 

セットリスト曲順表とも呼ばれます。

当日のライブで演奏する曲順が書かれた紙の事です。

出演者用と、スタッフ用があります。

セトリと略され、人気バンドになると当日使用したセトリ争奪戦が行われ、しばしば論争になったりします。

 

セット図もセットリストも、当日のリハーサル前、もしくはイベント開催日より前にライブハウススタッフへ提出されます。

 

リハ専門用語〜タイムテーブル編〜

続きまして、タイムテーブル用語編です。

タイムテーブルについては記事を書きましたが、今回は改めてリハで使う用語をクローズアップします。

 

タイムテーブル関連記事も過去に書いていますので、リンクを貼っておきます。 

www.kyoopees.net 

www.kyoopees.net

 

逆リハと順リハ

本番の出演順がトリのバンドから始まって、出順1番目のバンドが最後にリハーサルをする順番の事を逆リハと呼びます。

例えば4バンド出演する場合、4,3,2,1とリハをする順番です。

多くのライブハウスでは逆リハの順番でリハーサルをする事が多いです。

しかし必ずしも逆リハではないので、必ずタイムテーブルを確認しましょう。

 

逆リハに対して順リハ(本番と同じ順番でリハをする)という言葉もあるみたいですが、ライブハウスでは一般的ではありません。

 

逆リハはスタッフ側のを考えたら効率が良い方法だという反面、

出番が遅いのバンドの拘束時間(空き時間)は最大限多くなってしまうというデメリットも孕みます。

 

転換

転換とは、前のバンドと次のバンドのセッティングを入れ替える事です。

セットチェンジと呼ばれる事もあります。

 

リハーサルや本番共に、持ち時間が転換込みなのか転換別なのか確認する必要があります。

ライブハウスやイベントによって転換時間が違うので、必ず確認しましょう。

 

持ち時間をオーバーしてしまうと、ライブハウス、共演者、お客さんに迷惑をかけてしまうので要注意です。

 

押しと巻きとオンタイム

押しはタイムテーブルより時間が遅れる事、

巻きは逆にタイムテーブルより時間が早まる事を言います。

オンタイムは押しでも巻きでもない状態です。

これらの言葉は、ライブハウス以外の業種でも多く用いられます。

 

先ほどタイムテーブルの時間を守りましょうと書きましたが、毎回のイベントが必ずオンタイム進行するとは限りません。

機材トラブルや演奏時間オーバー等で押すことは多いです。

トラブルが無くても、主催者の意向で意図的に押したり巻いたりすることもあります。

 

自分たちの持ち時間を守る事は大切ですが、タイムテーブル通り進行しないことも多いので、現状の進行が押しか巻きかオンタイムか、出演者は常に把握しておく必要があります。

 

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リハ専門用語〜実際にリハする時編〜

さて、やっと実際にリハーサルをやるところまでやってきました。

リハはPAさんとコミュニケーションを取る必要がありますので、専門用語でもわかる様にしておきましょう。

 

モニター / 返し

ステージ上の出演者の足元に置いてあるスピーカーの事をモニター(モニタースピーカー)もしくは返しと呼びます。

スピーカー自体を指す事もありますが、そのスピーカーから出ている音の事を指して返しと呼ぶ事もあります。

地面に転がして置いてある事から、コロガシと呼ぶ事もあります。

 

実際に楽器やアンプから出てる音と、返しからの音量を調整することによって、本番で自分たちが演奏をしやすい環境を作ります。

ライブハウスによって聴こえ方が違うので、必ず確認する必要があります。

 

返し(モニタースピーカー)は音を出す為のものであり、精密機械です。

10万円以上するモノも多いです。

モニターに足を乗せたり、ジャンプ台にしたり、水をかけたりするのは厳禁です。

 

3点

バスドラムスネアドラムハイハットシンバルの3つの事をドラム3点、もしくは3点と呼びます。

ドラムセットには他にも太鼓やシンバルがありますが、使用される頻度が最も高いのがその3つの楽器だからです。

演奏者がリズムをキープしやすくする為に「3点を強めで返しに下さい」という風にPAに注文する時に使います。

 

ちょっとドラムが聴こえづらいな、、という時は、3点強めで返してもらう様にしましょう。

 

中音と外音

中音(なかおと)はステージ上の音の事です。

それに対して外音(そとおと)はフロアの音の事です。

中音と外音は聴こえ方が全く違う事が多いです。

 

中音はあくまで「演奏者が演奏しやすい様に」というコンセプトで調整されるのに対し、

外音は「お客さんが聞きやすい様に」調整されます。

 

また、中音は

楽器やアンプから直接出ている音 + モニタースピーカーの音

で作られるのに対し、外音は

楽器やアンプから直接出ている音 + メインスピーカーの音

で構成されます。

そもそも、モニタースピーカーとメインスピーカーは用途も大きさも違うので、出る音がそれぞれ異なります。

 

ワンコーラス

1曲のAメロ,Bメロ,サビまでの事をワンコーラスと呼びます。

いわゆる1番分のことをワンコーラスと言います。

 

リハーサルでは音の聴こえ方をチェックする為に、曲を演奏する必要があります。

それぞれのパートがそれぞれ適当に音を出すだけではわからない部分が多いからです。

その時に、曲を丸々やると長過ぎるし、かといってAメロだけだと短過ぎる。

そういう時にはワンコーラス演奏してみましょう。

 

リハはワンコーラスというわけではありませんが、ワンコーラスという単位を覚えておいて損はありません。

 

リハーサルを終わる時に使う言葉

さて、PAさんとのコミュニケーションもスムーズになり、中音も良い感じに作れました。

最後は専門用語ではないですが、リハーサルを終了する時に使う魔法のコトバを伝授します。

こんな感じで本番よろしくお願いしまーす

って言っときゃ大丈夫。

 

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まとめ 

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「マジで当たり前の事を書いてるなぁ」と思いながら書いた記事でした。

でも、ステージに立った事無い人は聞いた事の無い言葉ばっかりかもしれませんね。

これからライブをしたいと思ってる人に届けば嬉しいです。

 

今回は用語説明で終わりましたが、リハーサルの進め方やポイント等もまた記事に出来たらと思います。

 

 

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バンドを組んでライブ当日を迎えるまでにした方が良い事をまとめました。

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続きはWebで。もしくは現場で。

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