こども社長の魔法のブログ

(株)ケイピーエス代表取締役角田恭平による音楽・ライブハウス・人生の読み物

ライブハウスの音がデカ過ぎる問題&耳栓はマナー違反か問題

ライブハウスの音がデカすぎるのか。

ライブハウスで耳栓はマナー違反なのか。

 

先日、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)のGotch氏のツイートが話題になりました。

ツイートには書かれていませんが、

ライブハウスに未就学時や小学生を連れて来る際には耳栓をさせましょう

という注意喚起・問題提起のブログになっています。

 

ライブハウスは音量が大きいところですよね。

もはやライブハウスに行ったこと無い人もそう思えるくらい常識となっています。

 

恭平 a.k.a こども社長( @kyoopees )が経営するライブハウスGROWLYも、爆音のハコとして一部からは認知されてる様です。

 

ちょうど僕もライブハウスの耳栓について考えていた所なので、これを機に今回記事にしたいと思いました。

 

ライブハウスは音デカ過ぎるなぁ、とか

ライブハウスで耳栓するってマナー違反なの?

と思った事ある人はもちろんのこと、

バンドマンやライブハウススタッフにも、

是非読んで欲しい記事です。

 

レディゴォ!

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ライブハウスの音がデカ過ぎるのは問題か

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ライブハウスの音は、普段生活している時の音と比べたら格段に大きいですよね。

家庭用のスピーカーとライブハウスのスピーカーは規模も用途も違うので当然です。

 

しかし、何故ライブハウスの音は大きいのでしょうか。

 

ライブハウスの音量が大きい理由

ライブハウスの音がデカいのには様々な理由があります。

 

1ヶ所のスピーカーで後ろまで臨場感を届けなければいけない

「1ヶ所」というのは語弊があるかもしれませんが、大抵のライブハウスではステージの両脇にメインスピーカーがあります。

僕の知る限りでは、全国のライブハウスでも、数千人〜数万人があつまる野外フェスでも、スピーカーはステージの両脇のみの場合が多いです。

その1ヶ所(ホールで言えば前方のみ)から音を出します

 

前方に設置してあるスピーカーで一番後ろの人までなるべく臨場感のあるサウンドを届ける為には、音源(音が出る場所)であるスピーカーに近い場所は必然的に大きくなってしまいます。

 

エアコンで部屋全体を涼しくする為に、エアコンの風が直接当たる所は寒いのと同じような原理です。

 

よって、スピーカーに近ければ近いほど、音は相対的に大きくなります。

 

音のバランスを整えなければいけない

フロアにいるお客さんに聴こえるのは、メインスピーカーから出ている音だけではありません。

ドラム等の打楽器は特にですが、ギターもベースもアンプから直接出ている音もミックスされて、お客さんの耳に届きます。

ドラムの生音(なまおと)の音量に合わせて、ギターアンプ等の中音(なかおと)も調整され、メインスピーカーの音量も調整されます。

ですので、スピーカーからある程度の音量を出さないと、全体のバランスが整わないのです。

 

そしてこれは、狭いライブハウスほど顕著に出ます。

キャパ(収容可能人数)が100人前後のライブハウスは、生音の割合が大部分を占める場合があります。

 

ですので、ライブハウスの音がデカい理由の一つに、

そもそも生音の大きさ以上に出さないとバランスが保てない

というものがあると言えます。

 

ロックとはそういうもの

この言葉で片付けるのもどうかと思いますが、爆音でこそロックみたいなところはなきにしもあらずです。

爆音だからお客さんが一緒に歌ってもバンドの音にかき消されるし、

爆音だから気持ちが高ぶるし、

爆音だから非日常を味わえる。

 

ロックだからと片付けるのはだいぶ語弊がありますが、爆音だからライブハウス、ライブハウスだから爆音という"そもそも論"的な意見もあります。

 

ライブハウスで耳栓をするのはマナー違反か

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ライブハウスオーナーである僕も、2ヶ月ほど前に耳栓デビューをしました。

 

GROWLYのイベントは店長の安斎( @customanzai )と僕のどちらかが担当しているので、約半数ずつを担当しています。

僕の場合は月に10〜20日はライブハウスのホールで爆音を聴いています。(GROWLY以外でのライブも含め)

多い時には1日10バンド以上出演する時もあります。

 

ライブハウスの人間のほとんどが、ほぼ毎日を爆音の中で過ごすので、やはり耳を壊す危険性は高いです。

 

今までは、

「ライブハウスのオーナーが耳栓をするなんて、まるでラーメン屋の店主が"自分の店のラーメンは味が濃いから食べない"って言ってる様じゃないか」

と、変なこだわりがあって耳栓をしていませんでした。

 

しかし、僕も今年で34歳です。

可能な限り現場にい続けたいです。

 

そう考えた時に、耳への負担を軽減させる事は、もしそれがマナー違反だとしても、それよりも大切な事だと思って耳栓を解禁しました。

 

耳栓をする様になり、考え方が少し変わりました。

先ほどのラーメン屋の例でたとえます。

ラーメン屋はこだわりがあるところが多いです。

しかし、最近は麺の固さや油の量を好みで調整出来ますし、

アツアツで出されたラーメンをそのまま食べるのも良いですが、フーフーして冷まして食べる人もいます。

その誰もがみんな、そのラーメン屋のラーメンが好きで食べてるので、どの食べ方もラーメン屋に対して失礼じゃない、と思います。

猫舌の人もラーメン屋やっていいよねって思います。

 

ちょっと回りくどくなりましたが、そういう理由で耳栓をすることにしました。

個人的には、ライブハウスで耳栓をする事はマナー違反とは思いません。

マナー違反だと思う人もいるかもしれませんが、誰にも迷惑はかけてないので気にする事は無いと思います。

 

爆音を出しているのに耳栓をするというのは矛盾なのか

爆音を出しているのに耳栓をするというのは矛盾しているのでしょうか。

僕は矛盾しているとは考えません。

 

上記した通り、ライブハウスが爆音を出すのは理由があります。

爆音を楽しみにライブハウスに来る人も多いのも事実です。

自分たちの音を爆音で出して欲しいとバンド側が希望する場合もあります。

 

なので、現状ではライブハウスは音がデカ過ぎる → 音量を下げるというのは解決策ではないでしょう。

 

好みは人それぞれです。

ただし、人それぞれに合わせて音量を調整する事はできません。

なので、一旦大きい音を全員に出すので、大きすぎると思う人は耳栓して下さい、というのが平和的解決法だと考えます。

 

アツアツのラーメンを出しますが、熱過ぎたら冷まして下さい、と同じ原理ですね。

 

特に最前列等、スピーカーの近くでライブを見る場合は、後ろで見る場合に比べて耳へのダメージは深刻です。

大きい音を長時間浴びることになるので、耳栓をした方が良いと思います。

 

ライブハウスに子どもを連れて来る場合はイヤーマフをさせた方がベター

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アジカンのGotch氏のブログにもあったように、子供は耳栓や防音用のイヤーマフ(写真の様なもの)をした方が良いと思います。

中学生くらいまでは、身体が未成熟だからです。

ダメージを受けると、その後の発育に悪影響を及ぼす場合があります。

 

未就学児や小学生は、自分の意思でイヤーマフを付けることはできません。

保護者が判断してあげることが大切です。

 

GROWLYにも子供用の防音イヤーマフを置いてます。

数に限りがありますが、無料で貸し出してますので、希望される方はスタッフまでお申し付け下さい。

 

ライブハウスに置いて無い場合が多いと思いますので、子供を連れてライブを見に行く場合は、買って行った方が良いと思います。

 

 

おすすめのライブハウス用耳栓2選

どうしても爆音だとキツい!という人は、ライブハウス用の耳栓をオススメします。

スポンジタイプの耳栓だと、どうしてもこもって聴こえてしまうし、聴きたい部分が聴こえなかったりします。

 

せっかくライブに行ったのだから、臨場感のある音でライブを楽しみたい!

MCもちゃんと聴きたい!

そんなアナタに、オススメの耳栓を紹介します。

 

2つとも、僕が実際に使っています。

 

 

CRESCENDO

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クレッシェンドのイヤープロテクターです。

個人的にはこれが一番好きです。

大きさが異なる2セットが入ってましたが、大きい方を使っています。

 

密閉感が無く、会話も普通に聴き取れます。

全体の音量を下げてくれる感じですが、特に耳に痛いと感じるハイ(高音)を削ってくれます

ロー(低音)はあまり削られてない印象です。

 

耳の奥まで突っ込みすぎると、全体的に遮音してしまうので注意。

 

ケースが耳栓ギリギリのサイズで、たまに出てこなくなるのが難点です。

もうひと回りケースが大きかったら良かったのになぁ。

 

 

THUNDERPLUGS

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サンダープラグスのイヤープロテクターです。

こちらはサブで使っています。

先述のクレッシェンドと比べると、密閉感があり、ちょうどいい所で調整するのが難しいです。

遮音の度合いは、こちらのサンダープラグスの方が高いと言えますが、必要以上に遮音してしまう感覚があります。

クレッシェンドと同じ様に、特にハイを削ってくれます

 

スポンジよりもバランスよくガッツリ遮音してくれる感じですが、臨場感はやや失われます。

 

こちらはケースが栓抜きにも使えるスグレモノ!!

ケースは筒抜けになっていて耳栓が落ちないか心配ですが、ストッパー用のくぼみがあるので多分大丈夫です。

 

まとめ

ライブハウスによっては音を下げるのは、難しいところもあると思います。

ジャンルや営業形態など、様々な理由があります。

 

耳栓を付ける事によって、今まで以上にライブハウスを楽しめる可能性はあります。

 

耳栓は必須でも強制でもないので、リアルな音を楽しみたい!という人は耳栓を付ける必要はありません。

 

しかし、小さい子供となると話は別です。

子供の為に音量を下げると、大多数の大人が楽しめなくなってしまう可能性があります。

 

老若男女問わずライブハウスに来て欲しいと思っています。

僕もGotch氏同様、年齢制限等はなるべく設けたくありません。

(イベントの主旨・内容によっては年齢制限を設ける場合もあります。)

 

ライブハウスは行きづらい!と思われる様な可能性はできるだけ排除して、

もっと多くの人がライブハウスに来る様になって欲しいと願っています。

 

 

関連記事です。

今回は子供の事を書きましたが、逆に歳を取ってもライブハウス離れがあるようです。 

www.kyoopees.net

 

音の問題以上に議論されるのは、ライブハウスの禁煙・分煙問題ですね。

まぁ僕は禁煙に成功しましたが。(煽り)

www.kyoopees.net

 

今回の様に、バズったツイートに対して書いた記事です。自分で調べることが大事。

www.kyoopees.net

 

続きはWebで。もしくは現場で。