こども社長の魔法のブログ

(株)ケイピーエス代表取締役角田恭平による音楽・ライブハウス・人生の読み物

iTunes Storeでの音楽ダウンロード販売が終了したらどうなるのか

技術は加速度的に進化していって、当事者を振り落としたとしても、気付かずに進むのでしょうか。

 

以前、こちらの記事でApple Music、Spotify、LINE MUSIC等の定額制配信サービス(ストリーミングサービス)のメリット・デメリットをまとめながら、音楽の未来について考える記事を書きました。

www.kyoopees.net

この記事を書いてまだ日は浅いのですが、新しいニュースが飛び込んで来ました。

 

なんと、「2019年3月31日でiTunes Storeでの音楽ダウンロード販売が終了するかも」とのことです。

この記事を書いてる時点(2018年4月現在)では正式発表ではなく、あくまでも噂レベルですが、その前の段階では「早ければ2018年末に販売終了するかも」と報じられていた様なので、噂がより具体的になった形です。

 

わたくし恭平 a.k.a こども社長( @kyoopees )はライブハウスだけでなく、音楽レーベルもやっています。

今回の情報に関しては公式発表はまだなので噂レベルですが、

"音楽の販売方法"に関してはひと事ではないので、今回の記事で

iTunes Storeでの音楽DL(ダウンロード)販売が終了したらどうなるのか

を考察していきたいと思います。

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音楽DL販売終了のニュースは本当か

この記事はこちらのニュース、

iphone-mania.jp

 

をソースに書き始めたのですが、この記事を書き上げてる数日の間に、

iphone-mania.jp

というニュースが出てました。

 

現時点では情報が錯綜している状態です。

しかし、ニュースが出るくらいですから、議論されている事は間違いないでしょう。

 

あくまで、まだiTunes Storeでのダウンロード販売が終了すると確定した訳ではありませんが、「もし終了したらどうなるか」という観点で記事を書き進めたいと思います。

 

iTunes Storeでの音楽DL販売とは

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iTunesは、Apple社が開発及び配布しているメディアプレーヤーです。

このメディアプレーヤー自体は無料で手に入ります。

約12〜3年前、僕たちの周りにiPodが普及し出した頃は、CDから音楽を取り込み、取り込んだ音楽を聴く為のソフトウェアという認識でした。

時と場所を選ばずどこでも即座に聴くことができるというメリットがあり、爆発的に普及しました。

その段階でも、技術の進歩にすごく感動した反面、CDの必要性が薄れていく寂しさがあったのを記憶しています。

 

iPodの普及と同時に、AppleはiTunes Storeでのダウンロード(この記事ではDLと略すことにします)での販売も推し進めて来ました。

DLで購入した場合は、CDという媒体を介すこと無く、直接iTunesに保存され、いつでも聴ける状態になります。

CDで買うよりも安価で購入出来る、いつでもどこでも買うことが出来るというメリットがあります。

 

iPodが普及する前に使っていたもの

iPodが普及するもっと昔だと、外で音楽を聴く為にはファイル型のケースにCDのディスクを大量に(20枚とか)入れ、CDウォークマンを持ち歩く必要がありました。

こういうヤツですね。

 

当時はこれが普通だったのですが、今考えるとかさばりますよね。
今ならiPhone一台で十分なんですから。  

 

ついでにCDウォークマンもまだ売ってるのかな?と思って調べてみたらありました。

49,320円です。

プレミア価格がついてるのか、当時のままなのかわかりませんが、今の感覚では相当高いと感じてしまいます。

(そんなに調べてないので、たまたまこれが高いだけかも。)
 

DL販売に関してもまだ対応しきれてない中での終了

私たち音楽を作る側も、この流れにはやや抗いつつも、CDでの販売だけでなくDLでの販売も視野に入れつつ、販売方法を模索して来ました。

CDとDLで同時発売する方法だったり、敢えてCDを作らずDLコードを封入したレコードを販売するバンドも実際にいました。

 

あくまでDL販売はCD販売の"補助"的な役割で、DL販売のみをメインに活動するアーティストはまだそんなに多くなかった印象です。

 

そんな中届いた、iTunes StoreでのDL販売終了の噂。

現場や当事者がついて行けてないほど時代の流れが早過ぎるように感じます。

 

iTunes StoreでDL販売が終了したら、それまでに購入した楽曲はどうなる?

販売が終了した場合、"販売"が終了するだけで、それまでに購入した楽曲はこれからも聴き続けることができるようです。

"モノ"としての音楽という感覚が薄れゆく中、購入した楽曲が消えないのであればひとまずは安心といったところでしょう。

 

なぜiTunes Storeでの音楽DL販売が終了するのか

iTunes StoreでのDL販売が終了する方向に進んでる背景には、DL販売の市場が年々縮小している現実があります。

その代わりにストリーミングサービスへの移行が進んでいます。

Apple Music、Spotify、LINE MUSIC等の定額制配信サービス(ストリーミングサービス)はとても便利なものです。

楽曲単位やアルバム単位で購入していたCDやDL販売に対して、ストリーミングサービスはそのサービスに加入している楽曲を即座に聴く事ができます。

 

そんなストリーミングサービスにもデメリットはあると考えています。

こちらの記事で定額制配信サービス(ストリーミングサービス)のメリット・デメリットも考察しています。

www.kyoopees.net

 

今までもiPodやiPhoneやMac等、新製品をどんどん世に出して来たAppleが世界の潮流を読み取り、DL販売の終了に踏み切ろうとしているのでしょう。

 

Appleは今後、Apple Musicに力を入れていくことになりそうです。

 

もちろんまだDL販売が終了すると確定した訳ではないです。

しかし、こう何度も噂されているということは、Apple経営陣で終了に関しての議論がなされてることは容易に想像出来るでしょう。

DL販売が終了することが確定した訳ではないですが、Appleの経営陣(iTunes StoreでのDL販売担当部署?)で検討されているということです。

 

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もしiTunes Storeでの音楽DL販売が終了したらどうなるのか

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音楽の販売方法はどう移り変わって行くのか

現状、世界のスタンダードを牛耳っていると言っても過言ではないAppleがその舵を切ることにより、音楽を聴く手段は定額制配信サービス(ストリーミングサービス)に一本化されていくでしょう。

いや、もしかしたらそう遠くない将来、ストリーミングサービスの一歩先を行くサービスが登場するかも知れません。

 

技術は加速度的に進化しています。

20年前はCDがなくなるなんて考えもしませんでした。

ということは20年後、もしくはもっと近い将来、ストリーミングサービスも形を変えてしまってる可能性は否定出来ません

 

アーティストにとってはどういう影響が出るのか

日本のアーティストはDL販売に完全移行はしてませんでした。

もちろん完全移行しているアーティストもいたかも知れませんが、私の知る限りの現場レベルでは、リリース=CDという常識はまだあります

これはもしかしたら幸運かも知れません

 

DL販売をすっ飛ばしてストリーミングサービスに移行するか、CDでの販売にこだわりを持ち続けて行く可能性を残したからです。

 

それに加え、これを機にDL販売の便利さを知る機会を与えてくれたからです。

 

iTunes StoreでのDL販売という手段が終了した場合、一つの販売チャネル(販売経路)が断たれることであるのには違いありません。

Appleが提供するDL販売所であるiTunes StoreでのDL販売が終了するということは、CD小売り大手のタワーレコードの閉店と近いインパクトがあるかも知れません。

 

しかし、DL販売はiTunes Storeに限ったことではありません。

Bandcampが代表例ですが、DL販売出来る方法はいくつもあるようです。

もし仮にiTunes StoreでのDL販売が終了しても、DL販売自体が終了する訳ではありません。

販売チャネルは多いに越した事は無いと考えています。

私もDL販売についてはまだ知識が少なかったので、これを機に調べてみたいと思っています。

 

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まとめ

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今回、まだ噂レベルの事象に対してオピニオン(意見)を書くのには早かったかも知れません。

しかし、iTunes StoreでのDL販売終了は遅かれ早かれやってくると感じました。

 

ライブハウスという現場に携わり、同時に音楽レーベルとしてアーティストの音楽を世に送り出す身としては、早めの対策を講じなければなりません

 

アーティストが制作した音源を元に収入を得るということは、アーティストが活動していく上で必須条件だからです。

 

個人的な見解としては、

CD販売やDL販売に限らず、アーティストの音楽の販売チャネルを増やしていく

のと同時に、

リスナー(ファン)のリテラシーを向上させる

ことが必要だと感じました。

 

私たち現場の人間が、アーティストに近い場所にいる人間が、真剣に考えていくべきだと感じました。

論じるべき点は他にもたくさんありますし、具体的にどうしたら良いか等の問題は残りますが、そういうこともまた別の記事で書いていけたらと思います。

 

関連記事です。 

本記事で何回も引用しましたが、定額制配信サービスについて言及した記事はこちら。 

www.kyoopees.net

 

音楽だけでなく書籍(漫画や本)もWeb上で取引される様な時代になり、こちらも昔とは違う問題も出て来ています。 

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日々使うお金も、意識をちょっと変えれば意図する方向へ流していけますよという記事。 

www.kyoopees.net

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