"金は天下の回りもの"ということわざがあります。
これは「金銭は一ヶ所にとどまっているものではなく、世間を回って動くものだから、今は貧乏な人にもいつかは回って来る」という意味です。
"天下"という言葉を使ってるから、江戸時代頃できたことわざでしょうか。
(大阪を"天下の台所"と呼んだのは江戸時代でした。)
元々は貧しい平民を鼓舞する為に使われたことわざだそうなのですが、今回は恭平 a.k.a こども社長( @kyoopees )なりの解釈で、個人的な意味を付けてみる回をお送り致してみたいと思います!
お金は使う為にある
使う方向に目を向けてみよう
皆さんは自分のお金をどうしてますか?
もちろん、貯金は大事です。
人生100年時代と言われる昨今ですので、何が起きるかわかりません。
いざという時の為に貯えは必要です。
しかし、貯えているだけでは楽しくありません。
貯えるためだけに働く毎日では面白くないと思います。
生きて行くだけで最低限支払うお金(食費や家賃や光熱費等)もあります。
人生を華やかにするためのお金(趣味等に使うお金)も使って行くべきです。
その方が人生が楽しく、豊かに生きれます。
日々生活する中で、必ず使うお金。
ただなんとなく使うのではなく、その使い方、支払う方向に目を向けてみましょう。
好きなものにお金を使え
好きなものをはっきりさせる
あなたは何が好きですか?
マンガ、映画、音楽鑑賞など、インドアな趣味もあれば、スノボ、サイクリング、フットサルなど、アウトドアな趣味もあると思います。
どの分野にも必ず、そのもの自体を生み出している作家やデザイナー、生み出したものやそれを楽しむ為の道具を販売している出版社やメーカーがあります。
マンガで言えば漫画家、ペン、出版社、印刷業者など。
スノボで言えばスノーボード、ウェア、リフトなど。
あなたが好きなもの、応援してるものを頭の中に思い浮かべて下さい。
スタバのコーヒーとかでも良いです。
まずは、好きなものをはっきりさせることが大事です。
好きなものにお金を使おう
例えば、あなたの趣味が音楽で、あるバンドが好きだとします。
それであれば、そのバンドのCDやグッズの購入、またはライブに行く等にお金を使いましょう。
もしあなたの趣味がサッカー鑑賞で、あるチームが好きだとします。
それであれば、そのチームのグッズ等の購入、または試合を見に行く等にお金を使いましょう。
好きなものにお金を使うとどうなるか
あなたは、お金の流れを意識したことがありますか?
自分のお財布や通帳を見て、なるべくお金が減らない様にしようとばかり考えていませんか?
もちろん"無駄遣い"は無いに越したことはありません。
それが"無駄"なのであれば。
しかし、例えば1万円を使った場合。
それが"無意義"な使い方なのか、"有意義"な使い方なのかでその1万円の価値は変わって来ます。
好きなものにお金を使うということは、有意義な使い方なんです。
好きな物にお金を使うと、それはあなたに返って来ます。
先ほどの例で言いましょう。
バンドを好きなあなたがそのバンドのCDを買ったとします。
するとそのバンドはモチベーションが上がり、売上の一部で新曲をレコーディングすることが出来ます。
バンドにお金を使ったことにより、新しい曲があなたに返って来ます。
サッカー鑑賞が好きなあなたがそのチームのグッズを購入したとします。
するとそのチームはモチベーションが上がり、売上の一部で新しいシューズを買う事ができます。
チームにお金を使ったことにより、より熱狂的なプレイがあなたに返って来ます。
ただ「応援してるよ!」とエールを送ることも応援になります。
しかし、「応援してる対象にお金を使う」ことはもっと直接的な応援になるのです。
好きなものにお金を使えば、その周辺にも波及する
例えば、応援しているバンドのライブに行ったとします。
そうすれば、行ったライブハウスの売上にもなり、またそのバンドがそのライブハウスでライブをしやすくなります。
通販でCDを買ったとします。
そうすれば、そのCDのプレス会社にお金が回り、通販サイトにもお金が回り、"通販でCDを売る"という仕組みを継続することが出来ます。
あるいは応援しているチームの試合に行ったとすれば、その試合会場の売上にもなり、そのチームがまたその試合会場で試合をしやすくなります。
好きなものに使ったお金は、その周辺にも流れて行くので、好きなものがより発展する環境が整います。
好きな物にお金を使わないとどうなるか
逆の場合を考えてみましょう。
応援してる!と思っていても、その対象にお金を使わなかった場合。
新しいグッズ等を作れなくなり、活動する為のお金をアルバイト等で賄う割合が大きくなり、最悪のケースだと活動ができなくなります。
これも周辺にも波及します。
サッカーを例にとると、グッズが売れない→グッズ製作会社も倒産、試合会場の売上がない→会場がなくなって試合が出来なくなる、新しいシューズが買えない→シューズメーカーが倒産、、、と、その周辺を取り巻く会社等にも影響してしまいます。
アプリ課金についても物申す
最近はどの業界も売上の質が変わって来てると思いますが、昔と今での差が特に顕著に出てるのはゲーム業界の様に思えます。
僕はゲームが好きなのでPS4を持っていたり、好きなゲームは予約して買う様にしてるにしてる(最近は時間が無くてあまりプレイできてない)のですが、最近は無料のアプリなどで気軽にゲームが出来ますよね。
これ自体は素晴らしいと思うのですが、「課金は悪」「課金はダサい」みたいな風潮は強い違和感を感じます。
そのゲームが面白い!もっとプレイしたい!と思うのであれば、課金をすべきです。
そうすることによって、その売上でゲーム制作会社はそのアプリ自体の改良にお金が使えますし、新作の開発にもお金が回せます。
面白くない、もうこの会社のゲームをやりたくない、という方は、無課金で結構だと思います。
ただ、好きなのであれば、「無課金が正義」みたいな風潮は意識して終わりにしましょう。
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まとめ
何が言いたいかというと、お金の流れを意識しましょうということです。
「いやいや、自分一人がお金使っても変わらないよ!」と思うかもしれません。
「自分だけならポイ捨てしても良いだろう」という意識がダメだということと同じです。
塵も積もれば山となります。
一人一人が意識することによって、結果はどんどん大きく変わって来ます。
是非、好きな物にお金を使って下さい。
その1円が、その100円が、自分が好きなものをより発展させるのです。
逆に、好きなものを廃れさせるのも自分次第です。
"金は天下の回りもの"ならば、その回るルートを、自分の意識で変えてみませんか?
というお話でした。
完全なる関連記事。
お金の使い方向上はこのブログを書き始めたきっかけの一つでもあります。
タバコが好きだというのは、ニコチン依存症による錯覚です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!