こども社長の魔法のブログ

(株)ケイピーエス代表取締役角田恭平による音楽・ライブハウス・人生の読み物

タイムテーブル上に置かれた"4つの空白"に隠されたメッセージとは

以前、タイムテーブルについての記事を書きました。 

www.kyoopees.net

(今回はこちらの記事の続きになりますので、まだの方は先にお読み下さい。) 

 

ライブハウスに10年以上いるわたくし恭平 a.k.a こども社長( @kyoopees )ならではの多少マニアックというかニッチというか、まぁ興味無い人にはとことん興味の無い記事になったと思います。

 

今回は、

 

もっとマニアックに!!

 

タイムテーブルを掘り下げていきたいと思います。

 

音楽サークルの渉外担当や代表、イベンターさん、バンドマンなど、

初めてタイムテーブルを組む人は必見!の記事になっております!

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タイムテーブル上に置かれた"4つの空白"とは

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タイムテーブルを作る際に"最低30分は空けるべき"とされる4つのポイント(場所)があります。

 

どこに30分が必要なのか。

なぜ30分ずつ空けるのか。

明確な理由がありますので順に説明します。

1.リハ1バンド目の入り時間〜リハーサル開始の間 

入り時間とは、ライブハウスに入って来る時間のことです。

スタッフの入り時間と、アーティストの入り時間は別々に存在します。

 

ライブハウスに入って来た瞬間に音を出すことは不可能です。

アーティストと打ち合わせをしたり、音を出す準備に少なくとも30分は必要になるということで、入り〜リハ開始まで30分が必要になります。

 

2.リハーサル終了〜オープンまでの間

最初は意外と知らないポイント。

リハーサル終了〜オープンまでの間にも30分が必要です。

ここの30分を空けるのには3つの理由があります。

 

2-1.リハーサルに遅れが出た場合の時間を吸収する

ライブハウス業界用語で時間が遅れてしまうことを"押す"と言います。

何らかの理由でリハーサルが押す可能性があります。

例えば、たった5分押したとしても、5バンドが5分ずつ押したらそれだけで25分押します。

そんな場合に、オープンを待ってるお客さんをさらに待たせるわけにはいかないので、リハが押した場合の予備の時間として空けてあります。

 

2-2.オープンするための準備

リハーサルが終わったら、会場のBGMをかけたり、機材が入っていたケース類(通称カラケ)を片付けたり、幕がある会場は幕を閉めたり(GROWLYにも欲しい)、掃除をしたり机やイスを並べる等して、

お客さんを入れるための準備をする必要があります。

もちろんリハーサルと並行してできる準備もありますが、ここではリハーサルが終わらないとできない準備をこの30分で急いでやります。

リハが押した場合は倍速でやります。

 

2-3.音響・照明スタッフの休憩時間

意外と知られてない理由だと思います。

5〜6バンドが出演するイベントだと約8時間、ワンマンでも入りから撤収までで約6時間かかります。

その間、音響・照明スタッフが、トイレ・食事・タバコ等の休憩が取れるのがこのタイミングしかありません

アーティストの演奏中に急にトイレにいきたくなっても行けないんです。

しかも、リハーサルが押したりしたら削られてしまうこの時間。

30分は欲しいですよね。

労働基準法でも、8時間につき1時間休憩が必要とされています。

この30分と、オープン〜スタートの30分と合わせての約1時間が、音響・照明スタッフの休憩時間に充てられます。

 

音響・照明スタッフはその場を離れる事ができない時間が長いので、ここはなるだけ確実に休憩させてあげたいですね。

 

3.オープン〜スタートまでの間

オープン〜スタートまでの間も30分というのが一般的です。

ソールドアウト公演など、並んで待っているお客さんを演奏開始(スタート時間)までに入れなければいけません。

キャパにもよりますが、時には数百人のお客さんを30分で入れるのですから、大変な作業ですよね。

(イベントや会場によっては1時間とったりもします。)

 

ソールドアウト公演等では、この30分で全員が中に入れる様に、スタッフの指示に従いスムーズな入場にご協力下さい。

 

入場をスムーズにする為に前売りチケットを用意しよう!の記事はコチラ

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4.演奏終了〜完全撤収までの間

本番最後のアーティストが最後の音を止めてから、アーティストとお客さん全員がライブハウスを出るまで、どんなに早くても30分はかかります。

むしろ普通のイベントだと物販や片付けや搬出、精算等があることを考えると、30分では厳しいですね。

サークルのホールレンタル等、物販が無いイベントでも片付けや精算などで最低30分はかかるので、演奏終了〜完全撤収までの間の30分も、タイムテーブル上には必要です。

 

まとめ

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ということで、タイムテーブルを作成する場合は、

  1. リハ1バンド目の入り時間〜リハーサル開始の間
  2. リハーサル終了〜オープンまでの間
  3. オープン〜スタートまでの間
  4. 演奏終了〜完全撤収までの間

以上の4つのポイントに30分を空ける必要があります。

 

あくまで、"4つのポイント"と"30分という時間"はGROWLY基準での話です。

もちろん、各ライブハウスやイベント会場によって多少の違いがありますので、不明な点はイベントを開催される会場に直接お問い合わせ下さい!

 

タイムテーブル初級編はこちら。

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オープンをスムーズにするため以外にも、前売り券の意味を。

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わたくしが京都でライブハウスを経営してる理由はこちら。

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最後まで読んで頂きありがとうございました!